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- Date:2025年05月22日
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更新完全停止(廃棄物) 見ていただきありがとうございました。
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ティメはなんでも出来るよね。
羨ましい。
そんな事をよく言われる。
そう言われたら「そうだろ、俺は天才だからな!」っと、ふざけて言うしかない。
「調子に乗らなきゃ完璧なのに…」
それからふざけは上乗せでそう言われたりする。
なんでも出来る。
その言葉を否定しない。事実だから…。
しかし、何時も襲うは虚無感。
俺は本当にちょっと練習すれば大概は理解してしまう。
理解したら後は思ったように身体を動かせばいい。
だからこそ、自分は今何をしたいのかわからなくなる。
「完璧な人間ほど、何をしても打ち込めない」
俺の心を代弁するかのように呟かれるやる気のない声に驚かされた。
一生懸命になれない。
わかってしまうからあまりにも簡単に出来てしまうから、熱心に頑張る人を見て羨ましくなる。
「それが、今お前に襲っている現象だ」
タバコを吹かしながら、ツフルははっきりと言った。
「………」
「奇しくも俺が通ってきた道だ」
確かにツフルは完璧と言える程に全てをこなす。
とりあえず片っ端から資格をとったとも噂されている。
あのツフルが俺と同じ気持ちを味わったことがある?
「せいぜい悩みやがれ…」
苦悩が楽しそうにツフルは言った。
「……ツフルが…」
「あん?」
「…ツフルが初めて先生に見えた」
本音が漏れた瞬間容赦のない鉄拳が襲う。
悔しいが何故か心が軽くなった。
独りじゃないんだって思ってしまった。
どんなに頑張っても、スクの世界に入れない様にスクも俺の世界にこれない…。
そんな歯がゆさを理解してくれる同じ世界にいるツフル…。
「鼻血を出して笑うな気持ち悪い」
容赦のない仕打ちに直ぐさま前言撤回したくなった。
やはりツフルはツフルだ。
何が言いたいのやら(ぉぃw