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気まぐれ妄想部屋

更新完全停止(廃棄物) 見ていただきありがとうございました。

DQ8 語られなかった部分(蛇足)

アスカンタのイベント終わりましたが…。
脱線して、別のをかいてしまいましたwww

戻りすぎですw

トラペッタ当たりの話をかいたので、載せておきます。
そういえば、書いたのに乗せてなかったのもあるので序に乗せておきます。

前後するんで、時間系列は脳内で並べ替えてください。

船ゲットとしたら、いったんまとめましょうかね?
問題は何処でまとめるかですけどね。
サイトは放置してますし、あれいじると多分終われない気がします。

そう言えば、blogからは直接飛べないようになってますが、気になっている人いるんですかね?
放置サイトなんて、気になる人いませんよね。

はいスルー(自己完結)

長々失礼しました。






飛ばしすぎて、書いてなかった部分の補足?
プロローグとザパンの語りの間。

01-1

 広い野原を抜けて、旅人達は洞窟を目指す。

「ドルマゲスってのは、そんな悪党なのですかい?」
 失ったものを取り戻すたびに出た後、ひょんなことから仲間になった元山賊のヤンガスが、この歪な旅人であるエイト達に質問する。
偉そうに命令している背は小さくとがった耳、肌の色は緑と魔物としか思えないこの人は、トロデーンの王、トロデ。
そこいらの馬とは比べ物にならない立派な白馬は緑の魔物の…いや、トロデ王の一人娘のミーティア、黒い鬣と緑の大きな目が気品を感じさせる。
そして、それを率いて…いや、使えているのは、素朴な顔立ちの青年エイト、黄色い服と赤いバンダナがより幼さを醸し出している。

「そうじゃ! そのドルマゲスがワシらをこんな姿に変え、我が城を滅ぼしたのじゃ!」

 今思い出しても悔しいと荷台の上で飛び跳ねる。
この姿に変えられて様々な不都合を思い出していたのだろう。
はじめに入った町では、小石を投げられた。
もう町には入らないと誓うも、情報を手に入れるには町に行くしかない。
トロデはいつ魔物が襲ってくるかわからない外で、家臣(ヤンガスは否定している)達が町で情報収集をしている間、待っているしかない。
こんな状況を作り出したドルマゲスを恨む言葉が募るのは致し方ないことだろう。

「しかしのぉ、師匠であるあのマスターライラスが死んでいたとはな…」
 大まかな情報を整理しつつ道中を歩む。
トラペッタを目的地に選んだ理由が潰され、何とも言えない気持ちになる。
「噂では、殺されたとか言われてやしたね」
 ヤンガスは酒場で聞いた話を改めて、確認を取るようにエイトの方を向く。
エイトは肯定するように頷いた。
「じゃが、天はわしらを見放さなかった! あの占い師を復活させることができれば、奴の手がかかりを掴むことができようぞ!」
 ほれ、ちゃっちゃと進まんかい。手綱を振るう。
実際に歩いているのは言葉の分かる姫なので、勢いはない。
「アッシは、遠回りさせられている気がしやす」
「世界は広いから、闇雲に進むよりましだよ」
 穏やかに話すエイト。
どうしようもないことを嘆いては前に進めない。
漸く、見えてきた洞窟の穴に視線を移す。

「言っておくが わしと娘は 洞くつの中には入らんからな!」
 勿論である。外に残していくのは忍びないが、町に入れない以上、外の方がマシだろう。
一日がかりのこと、ここに来るだけでもかなり時間を要した。
「はい、では行ってまいります」
「では、気を付けてな」
「陛下も…」
 エイトは一礼して、洞窟へと足を踏み出す。
「アッシは、兄貴に付いていきやす!」
 慌ててついていくヤンガス。
 途方に暮れたときに声をかけてきた少女の願いを叶える為に水晶を探しに行く。

_________


どうでもいい章でした。


サクッと飛ばされたトラペッタ編のユリマの語り。補足(蛇足)


夢見


「ありがとう旅人さん。とても不思議な人でした」
 父の占いの結果で、ドルマゲスを追うべくすぐに旅立った青年一行を見送りながら、占い師ルイネロの娘のユリマは呟いた。

 ユリマは占い師の娘として過ごし、今後も変わることはないだろう。
既に、ユリマの物心着いたころから、ルイネロの占いの腕が落ちて当たらなくなっていた。
だから、父が偉大な占い師であったというのは同じ町に住んでいる老人から聞く昔話程度でしか知らなかった。

どんな凄い占い師だったのだろう。
父にできぬ占いはないと言われていたらいい。

自分も今はまだ未熟であり、占い技術は持っていない。
しかし、偉大だった父の娘であるユリマはきっと将来一生懸命勉強すればきっと父と同じ道を歩めるだろう。
そう信じていたし、そうなれるように必死に家にある書物を読み漁っていた。

だが、それは仄かな願いを打ち砕かれる程、成果が上がらない絶望があった。

そんなときである。
父がずっと貯めていたお金が徐々に無くなりつつあることを考え出していたあの時。
酒場でたむろしていた。
老人がポロリと漏らしてしまった。

「…え? 私は拾い子ですか?」
「あいや……」
「…いえ、そんな気はしていたんです。真実を教えてくださいませんか?」

 バツが悪そうにごまかそうとする老人にユリマは詰め寄る。
父の娘であることを誇りに思いたい、だが、思うように成果が出ない歯がゆさ。
どことなく、擦れ違う親子関係。
時折見せる父の悲しみを隠しきれない目。

だから、本当のことを聞いたとき、何処かあぁそうなのかと思った。
酷く残念に思う気持ちが大きかった。
本当の両親はもうこの世にいない。
それも、父の所為であったらしい。
良く当たる占いで、占いを頼んだ人の善悪を考えず、見えた結果をそのまま伝えた。
その人たちは逃げているユリマの両親を追い…。
そして…。

「うん。でも、私はお父さんの所為で両親が死んだなんて思ってないよ」

 両親が殺され、一人ぼっちになったユリマを大切に育ててくれた。
だから、恨んでいなかった。
大変だっただろう。
想像しかできないが、独身であったルイネロが子育てを知っていたとは思えない。
其れなのに、本当に愛情をもって育ててくれたことはわかる。

「だから、見てみたいな。高名だった頃の自信に満ちたお父さんを…」

 あの占い道具が水晶玉からただの硝子玉になっていることを教えてもらった。
水晶占いである父が自ら滝つぼに捨てた話も既に聞いていた。

「どんなことでも占えたお父さんを…」

 ユリマの説得で目に輝きを取り戻したルイネロ
ユリマは高名な父の後姿を見たとき、本当に親子になれた気がした。


 今でも、占いの勉強は続けている。
とある人に聞いたのだ、血筋がなくても占い師になれるかと。

『間近で見ていけば、何らかの影響を受けるかもしれんな』

 その言葉を今でも信じている。

 手ごたえが全くないわけではない。
現に父を救ってくれる、いや、父の占い師としての自信、誇りを取り戻してくれる人がお告げ通りに現れてくれたのだ。

夢で見せてくれた運命の人達。
 
「人でも魔物でもない者は、誰よりも優しい人でした」

 ユリマは助けてくれた人々が無事に目的を終えることを祈った。
彼女が再び会えるのはきっとすべてが終えた後のことだろう。

end

と書いたけど、しょっちゅうお世話になっている人はなっているようで
まぁ、ユリマが勝手にそう思っているということで(ぁ


以上、蛇足でした!!
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